プレゼントやお祝いの準備はすべて先生に内緒で進められ、
当日は保護者と子供たちが集まって、花輪とカードを作りました。
出来上がった花輪を持って先生のお宅へ行き、庭でご夫妻が現れるのを待ちます。
「さぁ、先生たちが来ますよ。歌で迎えましょう!」
この日のために、子どもたちが入学から今までの先生との出来事を替え歌にしたものです。
「先生は最高、先生大好き、先生ありがとう・・・etc・・・」
先生は、感激して目頭を熱くしてました・・・
先生が昨年50才の誕生日を盛大に祝った時も、
クラスの子どもたちと保護者が花輪と子どもたちの写真、歌のプレゼントをしました。
先生は「子どもたちはもちろん素晴らしいが、親たちがまた、こういうことを企画して一体となって
クラスを支えてくれてとてもうれしい」と、感激してました。
歌のあとは、プレゼントを手渡し、ひとりずつ先生に抱きしめてもらい
「おめでとう」と「ありがとう」の言葉を交わします。
そのあとは… 子どもたち、お待ちかねの、先生手作りのケーキとおやつをいただき、
子どもたち同志でゲームをしました。
大人たちはその間ご夫妻を囲んで、お馴染み「オストフリースラント茶」をいただきました。
最後にご夫妻の記念撮影です。
「先生たちは、ケンカなんかしますか?」と聞くと、
「この年になると、ケンカは全くしないね。ケンカする原因がないんだよね。」と
、仲良く寄り添って答えてくれました。
ドイツでは、結婚式の前夜にお祝いするポルタァアーベントと言われる魔除けのしきたりがありますが
このあと、ご夫妻は25年前の結婚式の前夜と同じように
盛大にポルタァアーベントを祝い、翌日、銀婚式を迎えたのでした。
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