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6月17日蜂起にまつわる映画(2003)


1953年、東ドイツ・・・

SED(社会主義統一党)のイデオロギー的締め付けが国民の不満を増加、ノルマ過重に抗議し

東ドイツの各地で労働者のストライキやデモが発生した。加えて、民衆は、民主主義の回復、経済改革、ドイツ統一、自由選挙などを東ドイツ政府に要求し、6月17日、労働者たちは大規模なデモを行うが、ソ連軍の介入によって鎮圧される。デモの勢いで西ドイツへの流出する市民、西ドイツへの道をふさぐソ連軍、離れ離れになる家族・・・。この事件で4名の警官と50名の市民が犠牲になったと東ドイツ政府は公表したが、西ドイツ政府によると実際の犠牲者は125名以上いると言われている。また、この事件で多くの人たちが捉えられ服役させられた。この、蜂起にまつわる映画3本を紹介します。(2003)6月17日蜂起の参考サイト

 


Tage des Sturms - ターゲ・デス・シュトゥルムス


監督:トーマス・フロイントナー

脚本:エルリッヒ・ローェスト、ハンス・ベルナー・ホーネァト

出演:ヴォタン・ヴィルケ・メーリンク、ペーター・ゾダン、テクラ・カロラ・ヴィート、フランツィスカ・ペトリ

    ハンス・ペーター・ハルヴァックス、アニアン・ツォラー、トーマス・アーノルト、フランツ・ゾダン、ヘニッヒ・ペーカー、

     ヴィンセンツ・ゲーレ、アレックス・ヴァントゥッケ


ライプツィッヒ出身の小説家エルリッヒ・ローェスト(小説「ニコライ教会」も映画化されている)がプロデューサーのハンス・ベルナー・ホーネァトと共に脚本を手がけ、ドイツ統一後にビターフェルトで一年間の記録映画を作ったハンス・ベルナー・ホーネァト監督が同じくビターフェルトを舞台に当時の様子を描く。

年金生活者のアルフレット・マンシャッツ(ゾダン)は、外的にはSED(ドイツ社会主義統一党)の党員であるが、内的には社会民主主義を支持していた。アルフレットの妻ヘルタ(テクラ・カロラ・ヴィート)が教会で活動をしているところを捕らえられたのをきっかけに、政党から抜けるが、彼にとっては容易なことではなかった。1921年の労働者蜂起以来交友のあったブルーノ(ハンス・ペーター・ハルヴァックス)や命の恩人プフェッファーコーンとの関係にも影響してきた。

ビターフェルト駅で働くアルフレットの娘クラウディア(フランツィスカ・ペトリ)に、夫ハルトムート(ヴォタン・ヴィルケ・メーリンク)はビターフェルトを引っ越しメックレンブルクに行きたいと言うが断られ夫婦の仲もうまくいかなくなる。

ベルリンからの労働者ストライキのニュースを聞きつけると、ハルトムートは工場で労働者に呼びかけ指揮をとってストライキを行う。


クラウディアは夫ハルトムートと幸せに暮らしている。彼が家族みんなでメックレンブルクに引っ越したいということを、母親は知っていたが、クラウディアは知らない。

工場主任のハルトムートはストライキの指揮をとる。

ラジオで、政党の破壊的出来事を聴く。

ハルトムートとクラウディアの息子トーマスは誕生日に自転車をプレゼントされるが、母親は仕事に、夫は集会に出かけたままだ。

労働者に呼びかけるハルトムート。

政府から重要人物がマークされ、ハルトムートの身も危険にさらされる。

ハルトムートは、追っ手から逃れ駅に向かい、監視のために家に戻れないクラウディアに共にビーレフェルトを去ろうと頼むが、クラウディアは妊娠していて、危険すぎるのでハルトムートは事が収まるまで一人で逃亡することになった。

その後、政党を支持している駅長に密告され、クラウディアは服役することになる。

アルフレットの旧同僚たちが政府から依頼され、刑務所にいる妊娠中の娘を釈放するという条件で、ハルトムートを引き渡すように頼みに来た。アルフレットはハルトムートに会いに行くが、クラウディアは3年半の服役で済むが、ハルトムートは一生出られない危険性があり、生まれてくる赤ちゃんのことも考えてビターフェルトに戻る決意を固めたハルトムートに、そのまま留まるように言う。

蜂起は鎮圧され、政党の方針が続行される。

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Zwei Tage Hoffnung - ツヴァイ・ターゲ・ホフヌング


監督:ペーター・ケグレビッチ

出演:セバスティアン・コッホ、ハンス・ベルナー・マイヤー、リーザ・マルティネック、マティアス・ハビッヒ、

    コルネリア・シュマォス、クリストフ・ヴァルツ、アンドレ・ヘニッケ、ペーテー・リューリンク、

    ハンス・ツィッシュラー、ウード・シェンク、スベン・ヴァルザー


東ベルリンに住むカミンスキー家の長男ヘルムート(コッホ)は、西ベルリンのRIASでフリージャーナリストとして働いている。ヘルムートがカメラマンのディレク・ニーマンと東側のコンタクトマンであるリュディガー・クローンと待ち合わせをしていたところ、クローンは何者かに拉致されてしまう。クローンは連れ去られる前に、ヘルムートたちに渡すつもりでいたカバンを川に投げ入れた。

ヘルムートは川に飛び込んでカバンを手に入れ、中を開けると、東ドイツ政府が信用度の度合い別に区分した人名りストが入っていた。そしてその中には、ヘルムートの弟ヴォルフガング(マイヤー)と、父親オットー(ハビッヒ)の名がリストアップされていて、その名前の後ろの方にある記号が書いてあった。


戦後家族と離れ離れになり西ベルリンに身を落ち着かせたヘルムートは、建築作業班の責任者の父親オットーとはうまく行ってない。

ヘルムートの初恋の人、看護婦のアンゲリカは、ヘルムートの弟ヴォルフガングの恋人になっていた。二人は再会するが、多くを語らない。

16日のストライキの指揮をとるオットー。

東側の”裏”について詳しいRIASのジャーナリスト、ベルク(ヴァルツ)は、状況を把握していたが・・・。

ソ連軍の介入。

リストに載っている人たちが、捕らえられたり、暴行を加えられた。オットーは、”謎の記号”通り暗殺の危機にさらされた。

ソ連軍介入で、パニックに陥る労働者たち。西へ逃亡する道がどんどんふさがれていく。

逃げ惑う民衆に紛れて、ヘルムート、アンゲリカ、ヴォルフガングは西へ向かう。

ヴォルフバングは無事、西側に逃亡するが・・・

西に入ったヴォルフガングと、ソ連軍に道をふさがれたヘルムートとアンゲリカ。

二人は、夜中に逃亡するつもりで、建物の影に身を寄せる。

辺りは誰もいない、物音もしない。「今だ!走り抜けよう!」二人は西側に向かって走っていく。その時だ、ヘルムートは警察に射撃される。肩を打たれたヘルムートはアンゲリカに「走れ!走れ!」と叫ぶが、アンゲリカは、西とヴォルフガングより、ヘルムートを選び、戻ってきた。二人は捕らえられる。

 

(映画はここで終わっているが、二人は服役させられ、後に結婚して東ドイツで暮らす。)

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Der Aufstand - デァ・アオフシュタント


監督:ハンス・クリストフ・ブルーメンベルク

出演:ユルゲン・フォーゲル、ギュンター・ユングハンス、シュテファニー・シュタッペンベック、ディーター・ヴィーン、

    ヤン・ヨゼフ・リーファース、クリスティアン・レードゥル、ウーヴェ・ボーム、ホルスト・ギュンター・マルクス、

    ディーター・マン、フロリアン・マルテンス、ヘルベルト・クナォプ、ガブリエラ・マリア・シュマイデ


東ドイツ側は蜂起について黙殺していた。しかし、西側のシークレットサービスによって真相が解き明かされた。

ドイツの統一にまつわるドキュメンタリー映画Deutschlandspielを手がけたハンス・クリストフ・ブルーメンベルク監督が、当時携わっていた実在の人物のインタビューと、未公開フィルムをミックスして、証言に基づいて6月17日の様子と背景を豪華キャストによって再現する。


FDJ(自由ドイツ青年同盟)の指導者ザレ(シュテファニーシュテッペンベック)

 ギュンター・ユングハンス、ディーター・ヴィーン、フェルベルト・クナォプ

頼りにならない権力者たち

オットー・グローテヴォール(ディーター・ヴィーン)、ヴァルター・ウルプレヒト(ギュンター・ユングハンス)

建築人夫ハインツ・パール(ユルゲン・フォーゲル)

クリスティアン・レードゥル、ホルスト・ギュンター・マルクス

ガブリエラ・マリア・シュマイデ、

ユルゲン・フォーゲル

ストライキ

建築土木監督フェニッヒ(ウーヴェ・ボーム)

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